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かなり放置

ぶっちゃけのっけるネタが皆無という状況でありマス。

一応SAIで1点イラスト書き上げてはいるのですが、プレゼント用のイラストで
その送り相手が今リアル忙しくろくに連絡がとれないかんじ。
正直SAI使い始めて一番うまく描けたかなと思ってるので早くUpしたいのは山々なのですが
さすがにプレゼントしたい相手に見せるよりも先に公開してしまってはなんかアレだなぁというところ。

ピアプロコラボはどーなったの?というのもありますが
こちらは動画師さんよりイラストの数があまりに少ない!と痛いツッコミを頂いたので
がんばってカットを創作中であります。
コラボ主催者にはスゲー待たせてる気がしてなんとも申し訳なさが募るのですけど
ともあれガリガリ描いていきますだ。

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不思議な屋敷のお呼出 【第4話 不可思議な少年】

 二人が少年を連れて来たのはダイニングだった。最初にアタシたちが作戦会議
を開いていた場所である。案内されるままに、少年は椅子に座っていた。
 肩を縮めて茶色い目を辺りに向けている。不安らしい。当たり前だけど。
 その横にはヴィーが座っていた。
「どうぞー」
 白いエプロンを付けたアートゥラが、少年の前にどんぶりを置く。蓋のされた
青いどんぶり。一緒に割箸も置かれる。蕎麦屋の出前のような見た目だった。
 どんぶりを興味深げに眺めてから、少年はおずおずと蓋を取る。
 中身はカツ丼だった。適当な幅に切ったトンカツを、タマネギと割り下と溶き
卵でとじたものを、ご飯に乗せる料理。カツの上にはミツバが乗っている。これ
は旨そうだなぁ。アタシも腹が減ってくる。しかし、この短時間によく作れたな
、蜘蛛執事……。
「なぜですか?」
 湯気を漂わせるカツ丼に、少年がヴィーを見やる。
 どっから取り出したのか、古風な電気スタンドをテーブルの上に置きながら、
ヴィーは眉を内側に傾けた。ブルーグレイの瞳に力を込め、
「取り調べにはカツ丼を出すのが、この世の掟よ」
 カチリと電気が付いて少年の横顔を照らす。蛍光灯ではなく、ご丁寧にも白熱
電球らしい。でも、部屋自体に電気が付いているので意味は無い。
 テーブルに頬杖を突き、アタシは半眼を向けた。
「掟なのか?」
「掟よ。安っぽいスチールデスクがあればもっと嬉しいんだけど」
 残念そうにテーブルを撫でるヴィー。取調室の雰囲気を出したいらしい。
 二世代くらい前の刑事ドラマの見過ぎだろ――とも思うが、ぶっちゃけ機会が
あるならアタシもやってみたい。
 アートゥラが笑顔でどんぶりを示す。
「どうぞ、遠慮無くお召し上がり下さい。美味しいですよー」
「はい。いただきます」
 少年は一礼してから、箸を右手に持った。拙い箸使いながらも、カツ丼を食べ
始める。まるで普通の人間のように。肉とご飯を箸ですくい、口に入れて、咀嚼
し、呑み込む、一連の動作。腹が減っているのか、いい食いっぷりだ。
「食ってるな」
「食べてるわね」
「食べてますねー」
 その様子をまじまじと見る、アタシたち。
 普通、幽霊の類は食事をしない。消化器官全般が無いからだ。逆に、実体が濃
くなってくると食事を出来るようになるけど、この少年はそこまで濃いようには
見えない。でも、なぜかカツ丼を食ってる。
 アートゥラが指先から数十センチの糸を伸ばす。指を振って、糸を動かしなが
ら。
「さっきドアをすり抜けたり、わたしの糸をすり抜けたりしてましたけどー。な
んでお食事できるんでしょう? 実体薄いならお食事なんて出来ませんよねぇ?

「ぼくもよく分からないです。普通のものなら頑張ってすり抜けたりできるんで
すよ。魔術とかが掛けられたものは無理のようですけど」
 カツ丼を食べるのを一度やめて、少年は左手をテーブルに押し付けた。一度抵
抗はあったようだが、無視して押し込むと腕がテーブルの表面にに沈んでいく。
手は裏側に突き抜けていた。手だけでなく、修道服の裾も一緒に透過している。
 そこに術式のようなものは見えない。
 左手を戻すが、テーブルに傷はなかった。当たり前だけど。
「不思議とお腹は空くんですよね」
 そう言って、食事を再開する。
「薄いのか濃いのかどっちなんだよ……」
 アタシは大袈裟にため息をついた。一度椅子の背に体重を預け、尻尾を動かす

 一応アタシにも幽霊とかの知識もあるけど、この少年はおかしい。薄い幽霊は
食事をできないし、逆に食事出来るほど濃い幽霊――というか妖怪みたいなヤツ
は、押し付けただけで身体の透過はできない。わけわからん。
「お前はどっから来たんだ?」
 身体を戻し、アタシは眉根を寄せつつ少年を見る。
 少年は左手で頭の金髪を撫でてから、曖昧な笑みを浮かべた。
「それもいまいち……。気がついたらこの屋敷にいまして……。自分が誰かも思
い出せませんし、何故ここいるのかも分かりませんし、屋敷から出ようにも出ら
れず。仕方なく、日用品とか盗んで生活していました。すみません」
 と頭を下げる。
 これだけ聞くと地縛霊っぽいものに見えるけど、違う。少年は普通に分類され
る幽霊の類ではない。ここは幽霊の専門家の意見を聞くべきだろう。
 アタシの視線に気付き、ヴィーが右手を軽く動かした。
「多分、ドッペルゲンガーの一種ね。いびつに実体化してるから、透過もできる
し、逆に食事もできるんじゃないかしら? 濃さと薄さを同時に持つものは私も
初めて見るけど。見た限りじゃ、危険性とか敵意はないわね」
 言い終わってから、頷く。
 ドッペルゲンガー。いわゆる、もう一人の自分だ。それが生まれる課程は、意
図的なものから偶然まで多々ある。平たく言ってしまえば、自覚のない分身の術
か。会ったら死ぬとか言うけど、危険性のない類なら別に問題はない。
 この少年は、偶然に生まれた類なんだろう。
「お茶をどうぞー」
 感心している少年の前に、アートゥラがお茶を出していた。湯飲みに入った緑
茶。さっきはお茶とお菓子とか言ってたけど、何でカツ丼とお茶なんだろう? 
おそらくヴィーが取り調べごっこを思いついたからだろう。
「ありがとうございます」
 少年が礼を言って、お茶をすする。
 ジト眼で少年を眺めるヴィーと、楽しそうに眺めるアートゥラ。
 にしても、分からん。
 悩むのをやめて、アタシは率直に尋ねた。
「それより、お前何で日本語喋ってるんだ?」
「はい?」
 訝る少年に、続ける。
「どうみても西欧人なのに、ごく普通に日本語喋ってるのはおかしいだろ? 日
本育ちなら理解できるけど、箸の使い方からして日本育ちじゃないようだし」
 最初に違和感覚えたのは、箸使い方が拙いことだった。そこで、この少年が外
国人であることを思い至り、色々な不自然さに気付く。
「そういえば、そうですね?」
 少年は湯飲みを置いて、首を捻った。やっぱり自覚は無かったらしいな。
「自然すぎて気付かなかったわ……」
 アートゥラとヴィーが、少年に目を向けた。
 日本育ちでもないのに、流暢に日本語を喋っている。流暢すぎて、アタシもさ
っきまで気付かなかった。だが、一回気付いてみると、もう無視できない。
 一度天井を見てから、ヴィーが口を開いた。
「Good afternoon,Bonjour,Guten Tag,Buon pomeriggio,God morgon,Dzie? dobry
……」
 口から出てくるのは、欧州各国の挨拶。あちこちの国を旅していたと言うだけ
あって、発音は流暢である。何語に反応するか調べているらしい。
「イタリア語で反応しましたねー」
 少年の反応を眺めながら、アートゥラが楽しそうに笑った。
 Buon pomeriggio――イタリア語で"こんにちは"を意味する。つまり、この少年
はイタリア人かイタリア在住者。最低でも身近にイタリア語を喋る者がいた。
 ヴィーがテーブルに頬杖を突いて、瞳に憂鬱な色を浮かべる。
「イタリア語……。予想はしてたけど、やっぱりヴァチカン関係ね。この服から
して、見習いの祓魔師かしら? あそこはあんまりいい思い出が無いのよね……

 少年の着ている、白い修道服のような服。普通の修道服に見えるが、動きやす
い造りをしている。幽霊化しているけど、キリスト系法術による簡易守護の形跡
もあった。ヴィーの言う通り、カトリック系の祓魔師の見習いだろう。
「何かあったんですか?」
「昔の思い出よ」
 少年の問いに、妙に大人びいた顔でヴィーが肩をすくめた。
 似合わねー……。あたしはこっそりツッコんでおく。
 しかし、見た目は子供だけど三世紀以上生きてるらしいしな。そうは見えない
けど。望まぬ形で無茶な力を手に入れたタイプだ。今まで相当な苦労をしてたん
だろう。
 ヴィーはこほんと咳払いをしてから、
「ところで――Cosa faceva il pranzo di ieri, Lei mangia?」
 イタリア語で"昨日のお昼は何を食べましたか?"という質問を投げかける。教
科書に載ってるような基本的な発音と内容だ。別に昨日食べたものを訊いている
わけではない。
 しかし、少年は困ったように首を傾げただけだった。
「えと、何言ってるんでしょうか?」
 おずおずと尋ねる。
 やっぱりだ……。色々とおかしい。アタシと同じ事を考えたのか、ヴィーが顎
に手を当てて口を尖らせている。頭の上にもじゃもじゃしたものが浮かんでいる
のが見えた。
 腕を組みながら、アートゥラが少年に話しかけた。
「日本語は話せるのに、イタリア語は分からないようですねー。逆なら納得でき
るんですけど、こういう事ってあるんでしょうか? 不思議です」
「あ」
 ぽんと手を打つ少年。
 ふと見ると、カツ丼を全部食べ終わっていた。いつの間に……
 アートゥラが期待の声をかける。
「何か思い出しましたか?」
「そうです。ぼく、日本語を練習してたんですよ。長期的に日本にいなければい
けない用事があって。日本語の本を読んだり練習CD聞いたり、ビデオみたり。毎
日朝から晩まで日本語漬けで。用事の内容は、思い出せないんですけど――」
 一度強い口調で話してから、気まずげに頭をかく。
 なるほど、ね。日本に来るために日本語を勉強していたから、日本語は喋れる
。けど、故郷の言葉は喋れない。過去の事も思い出せない。透過も食事も可能な
奇妙なドッペルゲンガーで、害意などはなく危険性は薄い。
 なんか胡散臭いなぁ――。アタシが今までの情報をまとめていると、ヴィーと
アートゥラと、ついでに少年まで三人そろってこっちを見ている。
「あなたの意見を聞きましょう」
 芝居がかった口調で、ヴィーがアタシに右手を振った。

SAI-2

siden.jpg 【シデン】

毎度帽子猫さんからのリク絵でシデンちゃん。
ちょこっとづつだけどSAIの使い方がわかってきた、今回はマーカータッチで着色。
他人の脳内イメージを描きだすのってほんと難しい。

テーマ : イラスト - ジャンル : 趣味・実用

生存報告

最近忙しかったり、忙しくなかったりとか
創作活動に気が乗らなかったりとか、やる気が出たりとか
なんかこうアップダウンが激しい今日この頃であります。

ピアプロコラボのほうも暫く停滞していたのですが、
色々あってようやく再スタートできそうなかんじ。

友達にイラスト描いてあげるよ!って言ったものの
そのまま納得いかないのがずるずると数ヶ月がたってようやくラフが完成して塗り始めるしまつ。
ともあれスローペースでなんちゃかんちゃとやっております。

なので新作UPはたぶんもーちょっと後かな?
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